SLENDER IV.com / 書き下ろし官能小説
憧れの先輩の部屋へ呼ばれ、期待して行ったら美人の彼女がいて、仕事どころではなくなった話
作品から着想を得た、書き下ろし官能小説です。
作品の余韻から生まれた、出演者本人とは無関係の独立した物語です。
この物語は作品から着想を得た独立したフィクションです。出演者本人の心情や実際の出来事、レビュー対象の固有場面を示すものではありません。
この小説は、作者自身のアイデアと構想をもとに、AIの支援を受けながら文章化・推敲しています。
WRITTEN FOR SLENDER IV.com
休日に男の人の部屋へ行く。
しかも、その人はちょっと憧れている会社の先輩。
そんな状況で、何も期待するなというほうが無理だと思う。
「日曜なんだけどさ、ちょっと仕事手伝ってくれない?」
直哉さんからそう言われたのは、金曜日の夕方だった。
私は今年入社したばかりの二十二歳。
直哉さんは二十八歳で、同じチームの先輩だ。
仕事ができる。
背が高い。
顔もかなりいい。
話しやすいのに、変に馴れ馴れしくもない。
新人女子の間では、当然のように人気があった。
私も普通に好きだった。
恋をしている、とまで言うほどではない。
でも。
二人きりになれるなら嬉しい。
それくらいには。
「会社行くの面倒だから、うちでやらない?」
しかも直哉さんの家は、私のところから電車で二駅だった。
「いいですよ」
なるべく普通の声で答えた。
でも、その瞬間から頭の中では日曜日に着ていく服を考えていた。
仕事をしに行くだけ。
分かっている。
それでも。
休日に、憧れている先輩の家。
二人きり。
何かあってもおかしくない。
いや。
何もなかったら、それはそれでちょっと残念かもしれない。
そんなことまで考えていた。
だから日曜日。
私は仕事をするには少しだけ頑張りすぎた格好で、直哉さんのマンションへ向かった。
露骨ではない。
でも会社よりは明らかに可愛い。
メイクも髪もちゃんとしてきた。
自分では、その気満々に見えないギリギリを狙ったつもりだった。
インターホンを押す。
「はーい」
直哉さんの声。
ドアが開いた。
「お、来た。ありがと」
Tシャツにスウェット。
会社とは違う。
それだけでも、ちょっとドキッとした。
「お邪魔します」
玄関へ入る。
靴を脱ぐ。
顔を上げる。
そこで。
知らない女の人と目が合った。
「こんにちは」
ものすごく綺麗な人だった。
長い髪。
細い身体。
部屋着なのに、なぜかちゃんとして見える。
私は一瞬固まった。
「……こんにちは」
直哉さんが何でもないように言う。
「あ、美月。俺の彼女」
彼女。
「あ」
そうなんだ。
いや。
そりゃそうだよね。
こんな人、彼女くらいいるよね。
むしろ、いないと思っていた私がおかしい。
でも。
じゃあ。
今日、私を家に呼んだのって。
本当に仕事だったんだ。
当たり前なのに、急にものすごく恥ずかしくなった。
「初めまして。いつも直哉がお世話になってます」
美月さんが笑う。
「あ、いえ、私のほうがお世話になってます」
何を言っているんだ私は。
完全に親戚の挨拶だった。
直哉さんが笑った。
「そんな固くならなくていいって。美月も会社の話、結構知ってるから」
「そうなんですか?」
「新人ちゃんでしょ?」
美月さんが言った。
「直哉から聞いてる」
私は直哉さんを見る。
「何を話してるんですか」
「仕事の話だって」
笑っている。
まあいい。
何かを期待して来たことは、一生黙っていよう。
*
仕事そのものは普通に始まった。
リビングのテーブルにノートパソコンを並べる。
資料を確認して、私は直哉さんの指示どおりに入力していく。
美月さんは少し離れたソファでスマホを触ったり、ときどき飲み物を持ってきてくれたりしていた。
最初こそ妙に意識していたけれど、仕事が始まれば私も少し落ち着いた。
ただ。
直哉さんの距離が、なんだか近い。
「ここなんだけどさ」
そう言いながら、私の椅子のすぐ横まで来る。
画面を指すために身体を寄せられると、肩が触れそうになる。
「この数字、前月分と比較して」
「はい」
返事をしながら、私はちらっと美月さんのほうを見た。
スマホを見ている。
たぶん気にしていない。
でも、私は気になる。
彼女がいるのに、こんなに近くていいの?
次の資料を見せるときもそうだった。
直哉さんが私の後ろから画面を覗き込む。
机に片手をつく。
顔が近い。
声も近い。
会社なら、そんなこと気にもしなかったかもしれない。
でも今は、直哉さんの部屋で。
しかも数メートル先には彼女がいる。
私はなんとなく、美月さんに悪いことをしているような気分になった。
別に私から近づいているわけじゃないのに。
「ここ、分かる?」
「あ、はい」
振り向いたら、思っていたよりずっと近くに直哉さんの顔があった。
反射的に少し身体を引く。
そのとき。
美月さんがこちらを見ていた。
目が合う。
私はますます気まずくなって、椅子を少しずらした。
やっぱり。
そりゃ気になるよね。
ところが、美月さんは怒った様子もなかった。
むしろ、ほんの少し笑ったように見えた。
ソファから立ち上がる。
こちらへ歩いてくる。
私は無意識に姿勢を正した。
美月さんは私には何も言わず、直哉さんの肩に手を置いた。
「ねえ」
直哉さんが振り返る。
そのまま。
美月さんが直哉さんにキスした。
「……」
私は固まった。
短いキスだった。
でも、離れたあと。
美月さんは一度だけ私を見た。
目が合う。
また、少し笑う。
私は慌ててパソコンへ視線を戻した。
彼氏にキスしただけ。
別におかしくない。
なのに。
なぜか、見せられたような気がした。
*
仕事へ戻る。
「じゃ、さっきの続き」
直哉さんがまた私の横へ来た。
やっぱり近い。
今度は私から少し椅子をずらした。
「そんな離れなくても見えるって」
「いや、だって」
「何?」
何って。
彼女いるじゃないですか。
とは言えない。
すると美月さんが笑った。
「直哉、距離近いでしょ?」
私はびっくりして美月さんを見る。
「あ……」
「会社でもこんな感じ?」
「えっと……」
直哉さんが言った。
「仕事教えてるだけだって」
「知ってるよ」
美月さんはそれだけ言って、またソファへ戻った。
怒ってはいない。
むしろ。
楽しそうだった。
何なんだろう。
この二人。
*
しばらくして。
美月さんがまた直哉さんのところへ行った。
今度は、さっきみたいな短いキスでは終わらなかった。
私はパソコンへ目を戻した。
仕事。
私は仕事をしに来た。
資料を開く。
一行読む。
後ろが気になる。
もう一行読む。
やっぱり気になる。
見ちゃ駄目だと思うほど、見たくなる。
ほんの少しだけ振り返った。
そして、すぐに前を向いた。
まずい。
さっきとは明らかに違う。
二人とも、もう私が同じ部屋にいることなんて気にしていないみたいだった。
私は画面を見る。
同じ数字を何度も追う。
全然頭に入ってこない。
また振り返る。
今度は、さっきより少し長く見てしまった。
会社では絶対に見ない直哉さん。
その直哉さんにぴったり身体を寄せている美月さん。
美月さんの腕が直哉さんの首へ回る。
直哉さんの手が美月さんの背中へ回る。
二人の距離がどんどん近くなる。
私は慌ててパソコンへ向き直った。
何を見てるんだ、私。
仕事。
仕事しなきゃ。
そう思うのに。
キーボードへ置いた指がほとんど動かない。
後ろから聞こえる小さな物音が、いちいち気になる。
もう一度。
ほんの一瞬だけ。
振り返る。
また前を向く。
それを何回繰り返したのか、自分でも分からない。
だんだん、身体まで落ち着かなくなってきた。
最初はただ気まずかっただけなのに。
今は違う。
見たい。
もっと見たい。
そう思っている自分がいる。
私は唇を噛んだ。
さっきまで、直哉さんと二人きりだったらどうなるんだろうなんて考えていた。
なのに今は。
直哉さんだけじゃない。
美月さんまで、やけに目に入る。
綺麗だと思った。
最初からそう思っていたけれど。
今は、その意味が少し違う。
また振り返る。
美月さんの横顔が見える。
その表情を見た瞬間。
胸の奥が、ぐっと熱くなった。
私は慌てて前へ向き直った。
駄目だ。
本当に仕事にならない。
それなのに。
気づいたときには、片方の手がキーボードから離れていた。
机の下へ落ちる。
自分でも何をしているんだろうと思う。
ほんの少しだけ。
落ち着きたかっただけ。
そう思った。
でも。
手を戻せない。
後ろの二人の気配を感じながら、自分の身体へ触れる。
それだけで、さっきよりずっと強く意識してしまう。
私はパソコンの画面を見つめた。
仕事をしているふりをする。
数字なんて、もう一つも見えていない。
そのとき。
ふっと。
後ろが静かになった。
私は動きを止めた。
嫌な予感がした。
ゆっくり顔を上げる。
美月さんと目が合った。
「……」
見られた。
完全に。
私は慌てて手を戻そうとした。
でも、美月さんは何も言わなかった。
少しだけ笑った。
さっき。
直哉さんにキスしたあと、私を見たときと同じ顔だった。
そして。
ゆっくり私のほうへ歩いてきた。
ソファから離れて、テーブルの横を通り、私の椅子の前で止まる。
「見てたでしょ」
少し笑っている。
さっき、直哉さんにキスしたあと、私を見たときと同じ顔だった。
返事ができない。口は開いても、言葉が出てこない。
美月さんの視線が、私の手元へ落ちる。
「そして、触ってたでしょ。ここ」
言われた瞬間、美月さんの手が机の下へ入った。
私がさっき、自分で触れていた場所へ、そのまま重なる。
「……っ」
小さく声が出た。
指先が動いただけで、自分で触っていたときよりもはっきりと感じる。
腰が、わずかに浮いた。
「ちょっ…待って……」
出た言葉は、拒否になっていなかった。
綺麗な顔が、すぐ近くにある。
怒っていない。 責めてもいない。
ただ、確認するように、指先が動く。
「やっぱりね」
美月さんはそう言って、もう一度笑った。
髪に触れる。
耳の横をなぞって、頬へ手を添える。
指が熱い。
私は身体を少し引こうとして、引けなかった。
美月さんが、私の椅子をほんの少し自分のほうへ回す。
膝が向き合う。
今度は肩に手が乗った。
背中へ回る。そして胸へ。
服の上からなのに、触れられている場所がはっきり分かる。
「ん……」
喉の奥で音が止まる。 肩に力が入って、すぐに抜ける。
「ねえ、立って」
小さな声だった。
私は、自分でもよく分からないまま、美月さんの手に引かれて椅子から立つ。
立った瞬間、膝が一度ゆるんだ。
向かい合う。
部屋着の美月さんは、近くで見ると、もっと細い。 それでも、私より落ち着いている。
髪。 頬。 肩。 背中。
順番に触れてくる。 最初は軽かった手が、少しずつ内側へ入る。
鎖骨の近く。 乳首を避けた胸の膨らみ。 腰のくびれ。
反応を見ているのが分かった。 私が息を詰めるたび、美月さんの指がそこに残る。
太ももの内側。 下着越しの恥骨。 急に下着の隙間に指が入り、核心に触れられる。
「あ……」
膝がビクつく。 自分でも、今さら隠しようがなくて声になる。
私も、美月さんの肩へ手を置いた。 返すつもりではなかった。 ただ、立っていられなくて。
腕にも触れる。 細い。 なのに、逃げられない強さがある。
美月さんが顔を寄せる。 唇が重なった。
短い、はずだった。 なのに、離れる前に、もう一度重なる。 私の口が、遅れて開いた。
「……んっ」
キスの途中で、声が漏れた。 頭の中が真っ白になる。 女の人に、こうされるのは初めてだった。 直哉さんへの気持ちとは、種類が違う。 柔らかい。
美月さんが、私の手を取る。 自分の肩へ導く。 腰へ下ろす。
「こっち」
言われたとおりに触れると、美月さんの息が少し変わった。 それを感じた瞬間、私の中でも何かが崩れた。 手が、勝手に残る。
もう一度、美月さんが近づく。 今度は、私のほうから顔を上げた。 キスを返す。 下手なのが自分でも分かった。 それでも、離したくなかった。
美月さんが、ちらっと横を見る。
「見て」
直哉さんに聞こえる声だった。 指は私の中に入り、入り口のあたりを刺激し続けている。
「かわいいでしょ」
私は感じながら、直哉さんのほうを見た。 直哉さんは、ソファにはいなかった。 すでに立って、こちらを見ている。
「思ってたより、素直かも」
美月さんが私の身体に手を残したまま、そう言った。
直哉さんが歩いてくる。
後ろから、背中へ手が乗った。 肩。 首の下。
振り返る。 目が合う。
休日に、この人の家へ来た理由が、急に生々しくなる。 仕事じゃなかった自分を、今さら隠しようもない。
直哉さんが、さらに近づく。 胸に背中が当たる。 高さの違いが、そのまま圧になる。
「……直哉さん」
名前を呼んだだけで、声が裏返った。 後ろからの手が下りた瞬間、肩がすくむ。
「あっ……」
小さく、はっきり出てしまった。
美月さんは横に残っている。 私が直哉さんのほうを向いているあいだも、腰や腹へ手が残る。 空いている場所を、丁寧に埋めてくる。
直哉さんが動くたびに、美月さんの指も動く。 片方に意識を取られると、もう片方がそこを責める。
「だめ、同時……」
身体が、どちらにもついていく。
美月さんが、直哉さんの腕へ手を伸ばした。 一度、直哉さんを自分のほうへ引き寄せる。 短いキス。 それから、また私を見る。
見せている。 楽しんでいる。
私も、見られている。 それなのに、身体が拒まない。 見られていると分かった瞬間、奥がきゅっとなった。
二人に、それぞれ触れられる。 キスされる。 愛撫される。
美月さんに応えると、直哉さんが空いた場所へ手を入れる。 直哉さんに顔を向けていると、美月さんが耳の後ろから胸へ下りてくる。
どうしていいか分からない。 初めてのことが、一度に来る。 声を殺そうとしても、小さく漏れる。 膝が、何度もゆるんだ。
「んっ……はぁ」
息が、もう普通に戻せない。 腰が勝手に動く。
「部屋、行こう」
美月さんが私の手を取る。 直哉さんが、後ろから腰へ手を添える。 その手の位置だけで、また小さく声が出た。
三人で、寝室へ入った。
ベッドの中央に座らされる。 美月さんが横。 直哉さんが正面。
そこから、向きが変わっていく。
美月さんが先に、私の感じるところを責め続ける。 優しく、それから強く。
「あ……美月さん」
名前を呼ぶと、指が深くなった。 私も美月さんへ触れ返す。 導かれた手が、美月さんの身体のラインを覚える。 触れた先が熱い。 美月さんの反応が返ってくるたびに、自分の声も大きくなる。
美月さんも、息を乱し始めた。 それが分かるたびに、私の中の熱が増す。
キスを返す。 最初は受けていただけなのに、自分から求める回数が増える。 美月さんの首に顔を寄せる。 腰へ手を回す。
「ここ、変です……」
変、では足りない。 女の人との感覚は、全部が新しい。 柔らかい。 湿っている。 自分と似ているのに、全然違う。 なのに、身体はもう素直に開いている。
十分に、そこまで進んだところで。 直哉さんが、前へ出る。
近づいてくる大きさが、違う。 手のひらの厚さ。 腕の重さ。
美月さんとは、まるで別物だった。
直哉さんの手が、私の腰を確実に捉える。 身体が、勝手に反応する。
気づけば私は、自分から跨っていた。 入り口に当てられた瞬間背筋が伸びて、すぐ崩れる。
「直哉さん……入って、くる…」
声とは言えない喘ぎが漏れる。 気持ちが良いという言葉だけでは足りない感覚。
「ああ……ん」
――やっぱり、この感じが好きなんだ。
そう思った。
男の感触。
それが、今、自分の身体に入っている。
美月さんとは違う熱が、奥まで
「気持ちよさそう…」
すぐに、美月さんの存在が戻ってくる。
美月さんが私を自分のほうへ引き寄せ、キスしながら直哉さんを見る。
少しして、私の顔を直哉さんのほうへ向ける。
距離が縮まる。 その隙間へ、美月さん自身もまた入ってくる。
「んあっ……いやっ…」
向いた先が変わるたびに、声の形も変わる。 美月さんに向けば甘い。 直哉さんに向けば硬い。
美月さんは、二人の反応を見ながら動いている。 直哉さんに嫉妬しているのか、楽しんでいるのか。 たぶん、両方だった。
この異常な状況が、私の欲望を刺激しているようだった。
求める。 自分から。
「もっと……もっと強くしたい……気持ち良い…気持ち良い…あっ、あっ!」
恥ずかしい声だと分かっていても、止められない。 快感が、層になって重なる。 新しい感覚と、ずっと想像していた感覚が、同時に来る。
何をされているのかさえ、もうわからない。 いや、自分がしているだけなのかも知れない。 身体の奥がはっきり答える。
「だめ、いま……動かしたら…はぁ、はっ…ん…んっ……」
だめ、と言いながら、腰は離れない。 美月さんの吐息。 直哉さんの低い声。 自分の抑えきれない声。
それが一つになって、頂点へ向かう。
「あっ、いく……いっちゃう!いっちゃう!」
どんな声だったのか、どんな顔だったのか、もうわからなかった。 とにかく、めちゃくちゃに興奮していた。 動きが止まらなかった。
「いっ…く……ぅ…ああ…」
気がつけば必死に何かにしがみついていた。
*
達したあと、すぐには動けなかった。 指先がまだ震えている。 三人分の熱が、まだ肌に残っている。
美月さんが、私の髪をかき上げた。 直哉さんは、天井を見ていた。 誰も、すぐには何も言わない。
短い余韻だけが、部屋に残った。
*
玄関で靴を履きながら、私は二人の顔をまともに見られなかった。
「月曜、大丈夫?」
直哉さんが笑う。
「何がですか」
「普通に仕事できる?」
「できます」
即答した。 たぶん。
ドアを開ける。 そのとき、美月さんが言った。
「またね」
私は振り返った。 美月さんは普通に笑っていた。
「……はい」
それだけ答えて、部屋を出た。
*
月曜日。
「おはよ」
直哉さんは、いつもとまったく同じだった。 普通に仕事の話をして、いつものように指示を出す。 休日のことなんて、最初から何もなかったみたいだった。
私は少しだけ拍子抜けした。 でも、それ以上にほっとした。 これなら、会社では今までどおりでいられる。
なのに。
ふとした瞬間に浮かんでくるのは、
――またね。
美月さんのあの一言だった。
どうしても、頭から離れなかった。