04 / FICTION

SLENDER IV.com / 書き下ろし官能小説

いたずら目配せ

作品から着想を得た、書き下ろし官能小説です。

レビュー対象とは別の人物・設定で書かれた、出演者本人とは無関係の書き下ろし成人フィクションです。

創作であること

この物語は作品から着想を得た独立したフィクションです。出演者本人の心情や実際の出来事、レビュー対象の固有場面を示すものではありません。

この小説は、作者自身のアイデアと構想をもとに、AIの支援を受けながら文章化・推敲しています。

WRITTEN FOR SLENDER IV.com

友人と車で旅行している途中、サービスエリアやパーキングエリアで、同じ男を何度か見かけた。

自然な服装と軽くウェーブのかかった短髪。好みの顔だった。どうせ二度と会わないと思い、彼がこちらを見るたび、私はわざと視線を返していた。少し長く見つめ、目を逸らす。そんな遊びを繰り返していた。

そうしたら、宿泊先のホテルのロビーで彼を見つけてしまった。夕食後には、浴衣姿で廊下で出くわした。これは気まずい、と目を逸らした私に、彼の方から声をかけてきた。ラッキーかも。

「今日、何回か会ってますよね」

どこのサービスエリアだったかを確かめ合ううちに、会話は自然と続いた。友人には「少し話してくる」とだけ伝えた。何となく察したような顔で、「ごゆっくり」と送り出された。

話し足りないままホテルの中を歩いていると、宴会の終わったフロアに出た。照明はほとんど消え、非常灯だけが長い廊下を薄く照らしていた。大人同士なので、空気はなんとなく決まっていた。

壁際のソファに並んで座る。最初のキスは、どちらからだったのか分からなかった。

彼の手が浴衣の上から私の体に触れたところで、私は小さく笑いながら、その手を押さえた。

「ちょっと、ここじゃ嫌」

拒んだつもりではなかった。それは彼にも分かったらしい。

廊下の先には、宴会場の前を区切る簡単な仕切りがあった。その向こうはさらに暗く、誰もいない。ただし、エレベーターが動く音や、遠くの扉が開く音は、ときどき聞こえてくる。

私たちは仕切りの横を抜け、暗いフロアの奥へ入っていった。

暗いフロアの奥は、非常灯の光さえほとんど届かなかった。壁に沿って置かれたソファの影が、途切れ途切れに浮かんでいるだけだった。彼の手が私の腰を引き寄せたとき、浴衣の薄い生地ごしに、熱がすぐに伝わってきた。

今度は舌が先に入ってきた。私は小さく喉を鳴らした。

「ん……」

彼の手が帯の上を滑り、結び目のあたりを探る。指先が帯の隙間に入ると、内側の肌が直接触れた。

「あ、冷たい……」

すぐに掌の熱が追いついてきた。指先がお腹から脇腹へ、そして胸の下へ向かう。期待した位置より少し手前で止まり、円を描くように撫でる。私は無意識に彼の手に触れた。

「……んっ」

指が期待より早く、胸の膨らみの下を掬い上げた。浴衣の襟がずれ、片側の肌が露わになる。

遠くでエレベーターの到着音が鳴った。

私たちは同時に動きを止めた。彼の指は、ちょうど先のすぐ下で止まっている。扉の開く音、誰かが降りてくるような短い足音。私は彼の肩に顔を寄せ、息だけを殺した。

静かになったあと、彼は止めていた指を動かした。今度は直接、先をつまむようにした。

「あっ……」

声が漏れそうになって、私は自分の唇を噛んだ。腿の内側が熱くなり、浴衣の裾の奥で、自分の湿りを感じた。

「少し、だけだよ……」

そう呟いたのは私のほうだった。彼は低く「分かってる」とだけ返して、私の手を取って自分の帯のあたりへ導いた。硬いものが、浴衣の下からはっきりと伝わってきた。

「……あれ、大きいね」

自分でも意外なほど、小さな声が出た。ためらいながらも、指を開いて包むように触れた。彼は私の手首を持ったまま、ゆっくりと上下させた。動きが浅くなると、彼のほうが少し強く押しつけてきた。

「ん、ちょっと……」

そう言いながらも、私は手を離さなかった。壁に背を預けさせられる。彼の膝が、私の腿のあいだに入ってきた。浴衣の裾が左右に開く。冷気が太腿を撫でた直後、彼の手がその内側を上へ滑った。

「んっ……」

親指が布の隙間から入り、すでに濡れていた部分に触れた。私は小さく腰を引いた。でも、すぐにまた近づいてしまった。今度は違う指の先が割れ目をなぞり、入り口のあたりを何度か往復する。

中へ入ると思った瞬間、またエレベーターの音がした。

動きが止まる。

彼の指は、まさに入りかけの位置で静止している。私の内側は、その停止に合わせて締めつけた。彼の指は悪戯するように少しだけ動いていたが、私は彼の袖を掴んだまま、声を出さなかった。足音はこちらへは来ず、別の階で扉が閉まる音だけが残った。

彼は前置きなしに中へ入れた。一本だけ、ゆっくりと。

「あっ、ん……」

予想より深くまで入ってきた感覚に、膝が緩んだ。彼は抜きもせず、内側の壁を探るように動かした。私は彼の首に腕を回し、自分から腰を少し沈めた。

「ん、ここ…して。やば……興奮するね。」

彼はそれを聞き逃さず、同じ場所を繰り返し擦った。速度は速くない。間を置く。入れる、止める、ゆっくり抜く、激し目に入れる。

「んっ……音、しそう…めちゃ…い…」

彼のもう片方の手が、乱れた浴衣の襟から胸を完全に出した。舌が先に触れたとき、私は彼の髪を掴んだ。

「舐めないで……あっ、いや…」

吸われるたびに、下の指の動きが強くなった。快感が別々の場所から同時に来て、頭の中がうまく整理できなかった。

遠くの扉が開く音。

また止まる。

彼の指は中に入ったまま、舌も胸から離れない。私は彼の背中を指で抓り、低い声だけを漏らした。

「動いたら、ばれるぞ……」

音が消えるまでの数秒が、ひどく長かった。

動き出した瞬間、私は自分から彼の腰に脚を絡めた。立ったままでは不安定で、彼は私の尻を両手で支えた。指が抜け、代わりに、先ほど触っていた硬いものが、ぬるぬるした部分に押し当てられた。先端が割れ目を上下に滑る。

「はやく……」

私は我慢できず、自分の手でそれを掴み、位置を合わせた。

「入れて。はやく…」

彼は一度だけ、私の目を見た。それから、ゆっくりと腰を進めた。先端が入り口を押し広げ、中へ沈んでいく。ぬるぬるした熱が、入り口から奥へ、順になぞっていく。

「んっ!……あぁぁっっっっ……んん…」

全部入ったとき、お腹の奥まで届いたような圧迫感があった。彼は一度、奥まで埋めたまま動かなかった。私の中が勝手に締めつける。

「……お願い…」

我慢できずに自分から迎えにいった。その後、彼が小さく円を描いてから、短いストロークで動き始めた。浅く、速く。また抜ける寸前まで引いて、一気に奥まで。

「あっ、ん……すごい……当たってる」

こんな体制は初めてだった。壁と彼に挟まれ、突かれた衝撃の逃げ場がない。全部が快感に変わる感覚。大きな声が出せないことも重なり、おかしくなりそうだった。

恥じらう余裕などない。私が腰を動かせば、彼は速度を落とす。浅いところで、ゆっくり。私は引き際で止まって、中を広げたまま待つ。

「もっと……ん……動かしてよ……はぁっ……!」

私が自分から沈み込むと、今度は彼はそれを受け止め、下から突き動かす。淫音が大きくなり始める。

廊下の奥で、誰かの足音がした。

また止まる。繋がったまま、呼吸だけが荒い。

「……入れたまま…見られたらどうしよう……」

言いながら私は少し腰を振る。彼のものが脈打つのが分かった。それを感じながら、自分の内側がそれに合わせて収縮するのを止められなかった。幸運にも足音は宴会フロアの入口付近で止まり、遠ざかった。

彼の肩に顔を寄せ、大きく腰を前後させた。

「んっ、んっ……自分で、するから」

彼はそれを許し、手で私の腰を支えて加速を助けた。打ちつける音が、暗い空間に小さく響く。

「声、出ちゃう…はぁ……噛ませて…」

私は彼の肩に歯を当て、漏れそうな声をそこへ逃がした。胸が彼の浴衣に押しつぶされ、乱れた帯がお腹のあいだで擦れた。快感が急に強くなった。下腹の奥が熱くなり、脚のつけ根が震えた。

「だめ、い……きそう」

彼も息を乱し、動きが雑になってきた。最後の数回は、深く、短く、連続して打ちつけられた。

「んっ……っ…んんっっっっ」

私の中が強く締まったあと、彼は奥で止まった。熱いものが広がる感覚と、自分のほうが先に崩れる感覚が重なった。膝が完全に抜け、彼に体重を預けた。彼は2回強く突き、私から抜いた。

ちょうど私が床に座り、彼が目の前で自分のものをフィニッシュさせる形になる。

彼が私にすでに脈打っているものを握らせた。思わず咥えた。彼は私の頭を掴み、強く引き寄せて止まる。少しずつやわらかく、小さくなっていくのがわかる。

「はぁ……はぁ……」

彼の体液がついてしまった浴衣は片側が肩から落ち、帯はほとんど解け、裾は腰まで捲れ上がっていた。下着はつけたまま、ぐちょぐちょになってしまっているのを自分で感じる。彼の浴衣も前が開き、肌が露出したままだった。

「はぁ……はぁ……」

荒い呼吸だけが、非常灯の薄い光の下で重なった。

しばらく、どちらも何も言えなかった。

非常灯の下で荒い呼吸だけが重なっていたが、遠くでエレベーターの到着音が鳴った瞬間、私たちは同時に顔を上げた。

「まずい」

急いで浴衣を合わせ、帯を整える。髪を手で直しながら彼を見ると、さっきまでとは違って、少し可笑しくなった。

思っていた以上によかった。

できることなら、もう一度くらい会いたい。

廊下へ戻りながら、私は何気ない調子を装って聞いた。

「そういえば、どこから来たの?」

彼が答えたのは、私の住む場所から簡単には会えないほど遠い土地だった。

「そっか」

口から出たのは、それだけだった。

少し残念だった。

私たちは何度も同じサービスエリアに立ち寄り、同じホテルを選び、同じ時間に部屋を出た。それだけの関係だった。